ここのところPaul McCartneyの新譜(Chaos And Creation In The Backyard)浸け状態である。
本人、かなり気合いを入れたらしく、何年ぶりかのいいものである!!
ファンじゃない人には地味に聴こえるかもしれないが、これはかなりすごい。
尊敬する松村雄策氏も言っているが6曲目以降がいい。
彼は5曲目までを「手クセだけで作った曲」と表現しているが修行の足らん私にはよくわからない。
ただ、どの曲がいいと思うか?と聞かれたら6曲目以降の曲が多く出てくるかな、程度の感覚だ。
若い新進気鋭のプロデューサーさんはポールに容赦なく駄目出しをしたらしい。
最初はバンドとレコーディングするつもりが
プロデューサー氏に「全部ひとりでやった方がいい」、と言われ、
バンドに謝りに行ったエピソードなど読むと世界のサー・マッカートニーが他人にいいと言われた事を一生懸命やっているところを想像できて、なんか嬉しい。
新作をいいものにしたい、という気持ちが出ている。
ま、ポールはお尻に火がつかないと実力を全部発揮しない、というかできないんだよね。
BeatlesにはJohnという人がいたので常に火がついていた状態だったんだねー。
日本盤のボーナストラックを除いて最後の曲になるのが
"Anyway"という曲なのだが、シンプルなメッセージにせつない歌い方、かっこいいメロディ、ちょっとはまっている。
63歳で既に2度結婚しているおじ(い)さんがこんなにせつなく片思いの歌を歌っている。
ボクの事が好きなら電話してくれ。くつろいじゃって構わないから。
ずっと待ってるんだから、とにかく電話してくれないか。
って内容。(意訳は拙訳)
とってもシンプル、でも普遍的。泣ける。
これを最後の曲にしてCDを終わらせたい。このCD、Macじゃコピーできないのよねー。
結局輸入盤買うのか?
あ、でもDVDパッケージ盤はどうだろ?待ちきれなくて一般盤買っちゃったんだもんねー
この人のアルバムがいいだけで私が楽しくなれるんだー、単純。(しあわせともいうのかも)
視聴はこちらでできます。↓
http://www.toshiba-emi.co.jp/intl/special/0509paul/
松村氏のコメント
rockin'on 2005/10号
http://www.rock-net.jp/rockinon/next.html
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